12月2日
今年のクリスマスマーケットと、カテリーナのコンサートは中止となった。
それでも、去年からスタートしたカテリーナの森の聖歌隊は演奏をしようということでこの日は、お客さんのいない私たちだけの演奏会を行なった。
森の聖歌隊は、この町に住む移住してきた家族や、友達、地元の子供を中心として、県外からも参加している総勢16人のメンバー。固定ではなく参加したい人は誰でも参加できる。
皆、音楽とは関係のない仕事をしている素人。しかし、音楽は誰の中にもあり、歌うことは素晴らしい。この田舎町で、歌い楽しむことが前提にあり、そんなに難しいことではない。
モンセラートの山をこの町の鋸山と重ね合わせて、イメージしたり、歌は希望であり、癒しであり、文化でもあるように感じる。
そんな聖歌を自分たちのために歌おうと皆で集まった。
まだまだ、決して上手ではないけれど、声を出す喜びを皆で感じている。
歌う曲は、中世のグレゴリオを中心としているが、当時の民衆の音楽や、お祭りの歌。
Maikaが皆の道先案内人として古楽の中で選曲をし、指導しながら一緒に学んでいる。
この森の聖歌隊は、ゆっくりと皆の一生をかけて楽しむ一つになってくれたら幸いだ。
演奏後は、持ち寄りパーティーの宴が遅くまで続いた。
Photos by Tatsuhiko Kato
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